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(BAT)パソコン版Googleドライブの共有フォルダ上でJupyterLabを起動

date: 2021-04-30 | mod: 2021-04-30

目的

Google Colaboratoryでは、ブラウザ上でJupyterNotebookまたはJupyterLabのようにノートブックとしてPythonが実行できます(Project Jupyter)。

Google Colaboratoryで作成されたノートブックは、「Colab Notebook」フォルダとしてユーザーのマイドライブ中に保存されます。 このフォルダは他者と共有することもでき、その場合はショートカットがマイドライブ中に保存されます。

さて、Googleドライブにはパソコン版Googleドライブがあります。これをマウントすることで、ローカルなストレージと同様にドライブ上のディレクトリ上で作業ができるため、とても便利です。

ここまでに、以下の動機が得られました。

  • Googleドライブ上のフォルダでJupyter Labを起動したい。
    • さらに共有フォルダ上を作業ディレクトリとしたい。
  • Anacondaの仮想環境上のJupyter Labを起動したい。
  • ここまでをbatファイルで自動化したい。

本記事では、ディレクトリの移動からJupyterLabの起動までをbatにより実行する方法を記載します。

なお、作業環境はWindows 10を想定しています。

方法

  • 仮想環境(以下ではyour-env)をactivateする。
  • ドライブGへ移動する。
  • Google Drive上のノードブック共有フォルダへ移動する。
    • your-folder-idは任意のid
      • エクスプローラで共有フォルダにアクセスするとPATHが得られる。
  • Jupyter Labを起動する。
@echo off
call C:/ProgramData/Anaconda3/Scripts/activate.bat
call activate your-env
G: 
cd ".shortcut-targets-by-id/your-folder-id/Colab Notebooks"
jupyter lab

少なくともWindows 10版のパソコン版Googleドライブでは、ドライブGとしてマウントした直下にG:/.shortcut-targets-by-id/your-folder-id/Colab Notebooksとして共有ノートブックフォルダへのショートカットのパスが得られます。

これを利用して、ディレクトリの移動とJupyter Labの起動までをbatファイルで実行します。

以上の作業によって、仮想環境がactivateされたうえで、Jupyter Labがブラウザ上で起動されます。

また、ホーム画面ではディレクトリが目的のフォルダ上となります。